解凍方法で味は全く違ってきます
どんなに品質のよいマグロでも扱い方次第では、せっかくの味わいを損ねてしまいます。また一般的には「生」が極上品だと捉えがちですが、これも誤解のある情報と言わざるを得ません。時季を逸らした遠海の漁場から「生」で空輸されたマグロと、旬のマグロをマイナス60℃の瞬間冷凍にて空輸したものとでどちらが高品質かと言えば後者なのです。豊洲のプロ直伝!マグロの極上の頂き方、ご伝授いたしましょう。
マグロ柵の解凍方法 ~温塩水解凍~
①まずは表面の汚れを水できれいに洗い流します。
②塩を溶かした40℃前後の温塩水(水1リットルに対して塩約40g)を用意し、マグロを約1分浸けて解凍します。
③マグロを水から上げて、キッチンペーパーで水分をふき取ります。新しいキッチンペーパーに取り換えて1柵ごとに包み、冷蔵庫(チルド室)で解凍を進めます。
20分ほどで解凍できますが、さらに美味しく食べるには翌日まで寝かすことがオススメ!
召し上がる前日に解凍し一晩寝かせるのがコツ!!
・じっくり寝かせることで熟成され旨みが増し、より美味しく頂くことができます。
なぜ温塩水で解凍するの?
・短時間で解凍できる
・ドリップ(旨味成分)が出にくくなる
・色持ちが良くなる
・季節(温度差)による解凍ムラがなくなる