マグロの種類

マグロとは
マグロとは、スズキ目サバ科マグロ族マグロ属(学名:Thunnus)に分類され、種類によって、体長2~3mにもなる回遊性の大型肉食魚です。マグロは口を半分開けたまま泳ぐことで、鰓に海水を流し、その海水に含まれる酸素を鰓の表面から取り込むことで生命活動を維持しています。体型は、流線型であり、泳ぐのに適した形となっており、時には、時速80キロ~100キロで泳ぐとされていますが、常にハイスピードで泳いでいる訳ではなく、睡眠時などは低速で泳いでいます。また、海流にのって、夏や冬の季節ごとに、広大な範囲を南北に回遊して暮らしています。マグロの仲間にはいくつもの種類があり、ここでは、5種のマグロについて紹介します。
1.クロマグロ(Thunnus orientalis)
「本マグロ」と言う名でお馴染みの全長3m・体重400㎏を超えるマグロです。日本近海を含む太平洋の熱帯・温帯海域に広く分布しており、青森県大間町沖で獲れる「大間のマグロ」は有名であり、最上等種とされています。マグロの中でも大トロが多く、味・色味が濃いため、刺身や寿司に向いています。
2.ミナミマグロ(Thunnus maccoyii)
マインド洋で多く漁獲されていることから、日本ではインドマグロとも呼ばれています。全長2.5m・体重260㎏に達する、中型種で、クロマグロに次ぐ大きさであり、高級品とされています。南半球の南緯60度までの亜熱帯・温帯海域に分布しており、鉄分が豊富で赤身の色が濃く、ねっとりと濃厚で甘みがあり、よく寿司ネタに好んで用いられます。
3.メバチマグロ(Thunnus obesus )
全長2m・体重は200㎏前後の中型種で、目が大きいことが名前の由来になっています。赤道から南北に緯度35度の範囲に多く生息しており、クロマグロやミナミマグロと比べると値段が安く、回転寿司等で多く使われている。身は鮮やかなピンク色で柔らかく、さっぱりとした味わいです。
4.ビンナガマグロ(Thunnus alalunga)
マグロの中でも小型で、最大体長1m・体重60kg、長い胸鰭が鬢に似ていることからこの名前の由来となっています。トンボの翅に見立てたトンボなどの異称もあります。赤道から南北に緯度10~35度の熱帯・亜熱帯海域に広く分布しており、身はピンクがかった乳白色で柔らかく、クセのないあっさりとした味わいです。お手頃価格であり、回転寿司では、「ビントロ」という名で食べられおり、ツナ缶の材料としても使われています。

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